靴底の滑り止め(裏張り)ってどのタイミングでやればいいの?メリットとデメリットもご紹介します

裏張り タイミング

※本ページは、プロモーションを含んでいます。

こんにちは、ゆうな(@yuunacinderella)です。

靴底の「裏張り」ってやったことありますか?

「裏張り?なにそれ!」と思う方も「やったことある!」という方もいらっしゃると思います。

裏張りとは、靴底に滑り止めのためにゴム底を貼ることです。

よく疑問でいただくのは裏張りをするタイミング

買ったばかりで裏張りするべきか、しばらく履いたら裏張りするべきか、よくご質問をいただいていました。

ゆうな
裏張りをどのタイミングですればいいか、メリットデメリットをご紹介しますね!
目次

裏張りは靴底に滑り止めのゴムを貼ること

「裏張り」という言葉に馴染みの少ない方も多くいらっしゃると思いますので、裏張りについてお話ししますね。

裏張りとは、靴底に滑り止めのゴム素材を貼り付けることです。

靴によってはもともと滑り止めが付いている靴もありますが、主に革底の靴はゴムが付いていないことが多いです。

ゆうな
靴底にゴムが付いていない靴に後からゴム素材をつけることを言います。

ミスターミニッツなどの靴修理屋さんで、靴の種類によりますがだいたい1500円〜3000円くらいで貼り付けてくれます。

裏張りをするタイミングはいつ?

ゆうな
先に結論から申しますと、しばらく履いてからでいいかと思います。

というのも、裏張りする際に革底を削って薄くしてから貼り付けます。

そのため靴の寿命を少し短くしてしまうので、しばらく履いてからのほうがいいかと思います。

革底がアスファルトで少し削れてくるので、少し薄くなってから貼り付けたほうが、靴のダメージを防ぐことが出来ます。

ゆうな
ただし滑り止めとして裏張りしたい、滑るのは怖い!という場合は、デメリットをご了承いただいた上で新調した靴の裏張りをお願いします!

もし削れ過ぎてしまうのが嫌、でも買ったばかりの靴で裏張りしたい…という場合におすすめしたいのが、ご自身で貼れるシールタイプの裏張りです。

革底の表面の削りが甘いとシールが剥がれてきてしまうことがあるので、しっかり削って貼る必要はありますが、手軽に裏張りができるので簡易版ではありますがおすすめです。

なぜもともとゴム底の靴と革底の靴があるの?

靴屋さんで並んでいる靴を見てみると、最初からゴム底になっていたり、周りは革だけど真ん中だけゴム底になっている靴があります。

はたまた、靴底が全て革なものもあります。 これはなぜでしょうか?

ゆうな
お店やデザイナーさんのコンセプトのこともありますが、「価格」が大きい理由かもしれません。

革を使用していると価格が高くなります。

特にインポートなど、上質な革を使用しているとさらに価格が高くなりますよね。

その上質な革を使用する面積が多くなるほど、靴の価格が高くなってしまうんです。

靴底を革にするか、ゴム底にするかで靴自体の価格が異なります。

それが革底かゴム底の違いの理由の一つとして挙げられます。

ただしお店やデザイナーさんの意向で敢えてゴム底のしているブランドもあります。

革底だと滑るからゴム底にしている、という理由でご高齢の方やマタニティ向けの靴はゴム底のことが多いです。

革底のメリットとデメリット

革底だからいい!革底だからだめ!という理由はありませんが、メリットデメリットをご紹介します。

革底のメリット:通気性がいい

足は一番汗をかく部位です。

歩いたり、靴の中で足が前後運動することで、靴の中は湿気が多くジメジメしています。

その湿気が原因で中敷が剥がれやすくなったり、雑菌が繁殖してニオイの原因になってしまいます。

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そんな靴の中の湿気を逃してくれるのが革底。

そのおかげで靴が長持ちしやすいのです。 ゴム底だと通気性が悪いので、湿気を逃しづらく、傷みやすいところもあります。

ゆうな
ブーツが主に革底が多いのは、通気性を良くするためだと言われています。

革底のデメリット①:滑りやすい

新調したばかりの革底はツルツル滑りやすいです。

ゆうな
これは革底にオイルを塗っていることが多いためです。

革底はアスファルトの上を歩くと削れてくるので、だんだん滑りづらくなってきますが、カーペットの上や駅、階段で滑ることもあります。

革底のデメリット②:雨だと染み込む

革は雨に弱く、雨に濡れると革が乾燥して型崩れを起こします。

革底だと雨の日や雨上がりの地面から水分が染みてしまい、靴底が乾燥したり中敷が剥がれやすくなり、靴の寿命を縮める恐れがあります。

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ゴム底のメリットとデメリット

続いてゴム底のメリットとデメリットです。

ゆうな
革底のメリットデメリットの逆になりますが、ご紹介いたします!

ゴム底のメリット①:クッション性が高い

ゴム底のメリットは、クッション性が高いので地面の衝撃を緩和してくれる役割があります。

中敷にクッションが入っていない靴の場合、ゴム底だと足裏にかかる地面の衝撃が多少緩和されます。

ゆうな
足の疲れも緩和できます!

ゴム底のメリット②:雨でも染み込みにくい

革底のデメリットは、雨の日に底から染みこんでしまい傷みやすくなることですが、ゴム底だと染み込むを防ぐことが出来ます。

ゆうな
ただし土砂降りのときは染み込む可能性が高いです!完全防水ではないので、水を通さないというわけではありません。

ゴム底のデメリット:通気性が悪い

革底は通気性がいいのですが、反対にゴム底は通気性があまり良くないです。

そのため、乾燥剤を入れるなどして靴の中の湿気や水分をしっかり取らないと、靴が傷んでしまうので注意が必要です。

【まとめ】裏張りをするタイミングはしばらく履いてから

裏張りをするタイミングは、しばらく履きこんでからがいいです。

それは裏張りをするときに革の表面を削るため、靴の寿命をやや縮めてしまうため。

革底だと滑りやすいですが、通気性がいいので靴を長持ちさせるメリットがあります。

ゴム底は通気性は悪いですが、衝撃を吸収してくれたり、メンテナンスのひとつとしてゴム底に替えることも手です。

ゆうな
ちなみに私はしばらく経ってからメンテナンスとして裏張りをすることが多いです。

それぞれにメリットデメリットがあるので、ご自身の使い方に合っているものを選んでいただくのがいいと思います。  

裏張り タイミング

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この記事を書いた人

大学卒業後靴業界に就職し、約9年靴の販売をしていました。
足や靴に悩んでいる方のお手伝いをしたい!と思い、靴に関する知識を紹介していきます。
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