なんでヒールが履けない?ハイアーチの足型はハイヒールが苦手!

※本ページは、プロモーションを含んでいます。

雑誌やテレビを見ているとヒールを履いている女性がたくさん出ています。

電車に乗っていてもヒールを履いている女性が多く、中には10cmくらいのハイヒールを履いている方もたくさんいます。

私は高校生の頃から古着を着ていたので、服装はカジュアルのためあまりヒールを普段から履いてはいなかったのですが、たまに5cmくらいのものを履いていました。

でもヒールを履くと足の裏が痛くて痛くて、辛くなるので本当にたまにしか履いていませんでした。

ゆうな
なぜ友達や周りの人は10cmくらいのものを普通に履いているのに、私はヒールが履けないんだろう?みんな痛くないのかな?と疑問に思っていました。
目次

ヒールに向いていない足型もある!

社会人になり、靴業界で働くことになりました。

誰もが知っているハイブランドから国産の靴まで取り揃っているところで、毎日靴の知識やお客様の足を見て勉強の日々。

そこで資格を取るときに初めて知ったのが、誰もがヒールに向いている足型ではないことでした。

ヒールに向かない足型は、ハイアーチの足型です。

ゆうな
ハイアーチとは、土踏まずのカーブがしっかり高くあり、甲高になっている足のことです。

足裏にはかかと・親指のつけ根・小指のつけ根の3点を結んでいるバネの役割の「アーチ」というものがあり、ハイアーチはこのバネが縮んでいる状態を指します。

横から見るとカーブがしっかりしていたり、プールサイドで水に濡れた足型が漫画やイラストで描かれる足裏みたいなところが特徴です。

ハイアーチ インソール 中敷

濡れた足あとはまるでこのオレンジのような形になります。

ハイアーチの原因は?改善方法はある?

先天性と後天性のものに分かれますが、だいたいが先天性の遺伝によるものと考えられています。

生まれたときすでにハイアーチなのではなく、成長の過程でハイアーチになると言われています。

後天性のものだと麻痺や筋ジストロフィーなどの神経疾患を原因とするものと、生活習慣を原因とするものが考えられます。

ハイアーチはアーチの伸び縮みがある

ハイアーチ 改善

アーチは靭帯や筋肉で出来ているため、その日によってコンディションが異なったりします。

ハイアーチはアーチが縮んでいる状態ですが、1日の中で縮んだり伸びたりする人もいるのです。

人によって違いますが、例えば朝はアーチが縮んでいたけれど、夕方にはアーチが伸びて落ちていることもあります。

そのため履いている靴が朝は良かったけれど夕方につま先があたってきつく感じることもあります。

「夕方は足がむくむ」と思っている方も大きので、ただむくみが出ているだけかと思われがちですが、ハイアーチの方はもしかしたらアーチが伸びているためかもしれません。

ゆうな
そのためパンプス選びにも注意があります。

つま先を1cm開けることを捨て寸と言いますが、捨て寸をアーチの伸び縮みを考えてやや多めに取ること(ただしサイズが大きすぎるのはダメ)

またトゥのデザインをラウンドかスクエアトゥのものを選ぶようにすると長さが出せるのでいいです。

あとは捨て寸を多く取っているために足が靴から脱げてしまうこともあるので、甲が止まるヒモ靴もオススメです。

なぜハイアーチだと高いヒールを履くと足裏が痛くなるの?

ハイアーチとは

ハイアーチの人はかかとからつま先までを支えている縦のアーチのカーブがしっかりしています。

地面への接地面が少なく、かかとと前足部で体重を支えるため裸足の状態でもつま先立ちをしているような負担がかかります。

常にその状態なのに、高いヒールの靴を履くことによって傾斜が出て足裏の接地面がさらに少なくなり、体重がかかってかかとや足裏に痛みが出やすくなります。

私も仕事中にお会いしていたお客様で、「ヒールが履けない…」とおっしゃっていた方のほとんどはハイアーチの足型でした。

ゆうな
私も実はハイアーチで、ヒールはほとんど履けません。

普段からはヒールはめったに履かず、たまに履くとしたら太めのヒールかウェッジソールパンプスくらいです。

それでもあまり歩かない時とか。

友人の結婚式に出席するときは絶対履き替え用の靴を持参します。

またネット上の情報では、ハイアーチの足型には「高いヒールの方が楽」という方もいるみたいです。

ただ私は9年間靴業界にいた中ではあまりその話は聞いたことがなかったですね。

靴業界のベテランスタッフが多い中、アドバイスとしても同僚から教えてもらったことはなかったので、ネットでそう言った情報が流れていて初めて耳にしました。

ゆうな
お客様でそうおっしゃる方にもお会いしたことがなかったと記憶しています。

どちらかと言うとヒールが得意な足型は扁平足の方が多かったです。

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ハイアーチが履ける靴はこれ!

高いヒールは苦手!と言いましたが、フラットシューズやバレエシューズもおすすめしないです。

フラットシューズは地面の衝撃をじかに足裏が吸収してしまい、疲れやすいです。

ただでさえアーチがしっかり高いことで衝撃を緩和できないハイアーチはフラットシューズだとかなり疲れます。

またかかとと前足部しか接地面がないので、かかとに衝撃が来てしまい、痛みが出ることもあります。

ハイアーチに合う靴はこちら。

ハイアーチに合う靴
  • ヒールの高さが3cmくらいから7cmまでのもの
  • 接地面が多いウェッジソール
  • 太めのヒール
  • アーチの伸び縮みがあるのでレースアップシューズ
  • 甲の支えがあるブーツ

ヒールの高さが3cm〜7cmまでのもの

ウェッジソール

太めのヒール

レースアップシューズ

フラットシューズ

ハイアーチの方でフラットシューズがいい!という場合は靴底が革張りではなくゴム張りの方が衝撃吸収がいいのでおすすめです。

アーチの伸び縮みのことも考慮して、真ん丸ラウンドトゥのバレエシューズは避けましょう!

スクエア型や、ラウンドでも少しオーズが長いタイプのほうがおすすめです。

ブーツ

甲を支えてくれるブーツはハイアーチにとっては履きやすい靴です。

高いヒールは難しいですが、全体的に支える面積が増えるのでパンプスよりもやや高めのヒールが履ける人もいます!

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中敷との上手な付き合い方

土踏まずのアーチが高いので既製品の靴を履いてもほとんどがアーチが浮いていてしまい、土踏まずのところに空間が出来てしまいます。

かかとと前足部しか靴の中敷に触れていないので疲れやすかったり、足をつってしまうこともあるかもしれません。

そこでハイアーチにオススメの中敷はアーチクッションです。

土踏まずのところに置ける部分的なサイズのものです。

土踏まずの高さや厚みは人それぞれ違いますが、ハイアーチの人はしっかり厚みがあってもいいと思います。

※ただし足が抜けてしまうのは✖

そして注意してもらいたいのは、パンプスに全敷の中敷は入れてはダメ

(全敷はかかとからつま先まであるもので、スニーカーなどに入れるものを指します)

全敷を入れると足全体の高さが出てしまい、面積が少なく履き口まで浅いパンプスに入れると高さが出て足がより抜けやすくなってしまいます。

そのためパンプスの場合は部分的な中敷を入れてください。

中敷入れることによって足裏全体が接地するので、体重をしっかり両足で支えることができ、疲れの緩和が出来るようになります。

ハイアーチに多い足のトラブル

ハイアーチに多い足のトラブルは足底筋膜炎(足底腱膜炎)です。

朝起きたとき踏み出した一歩目や、長いこと座っていて立ち上がったときに土踏まずが「ピキッ」と伸びて痛みが出てしまうことがあります。

かかとの骨にトゲのようなものが出来てしまい、歩くとかかとから土踏まずにかけて痛みがあります。

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【まとめ】ハイアーチは無理にヒールを履かないほうがいい

縦アーチが縮んでいて甲が高いハイアーチ。

常につま先立ちの状態のようなため、ハイアーチの人は土踏まずがつったり、かかとや前足部に痛みが出やすく、ヒールが苦手な足型です。

もしご自身がヒールを試してみてもいつもかかとや土踏まずに痛みが出て履けなかったり、甲高だったらハイアーチの可能性もあるかもしれません。

無理に高いヒールを履き続けているとバランスが崩れて身体が心配なので、無理ない程度の高さを履いていただければと思います。

「ヒールが向かない足型もある」ことを知っていただけたら嬉しいです。

以上、ゆうな(@yuunacinderella)でした。

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